顎関節症治療 TEMPOROMANDIBULAR JOINT DISORDER

はじめに

顎関節症も一般的に認知されてきたように思います。
顎関節は下顎を動かすための関節で耳の穴のすぐ前にあります。頭蓋の側頭骨のくぼみ(下顎窩)と下顎骨の丸い突起(下顎頭)からなります。
また下顎窩と下顎頭との間にはクッション、動きをスムーズにする役割をもつ関節円板があります。

顎関節症イメージ

顎関節症の症状・原因

顎関節症の症状・・・シンドローム(症候群)なのでいろいろな原因でいろいろな症状が出てきます。

主に
顎関節部に運動時痛みがある
顎関節部に雑音がある
開口障害(口が開かない)
顎が疲れる
その他
頭痛がする
頭が重い
首筋、肩がこる

顎関節症の原因

  1. 下顎を動かしている筋肉の異常 下顎を動かしている筋肉や首や肩の筋肉に異常がある
  2. 顎関節内部の異常 関節円板に傷ができたり、ずれたりしている。
  3. 関節部の骨の異常 下顎頭などに変形が生じている場合
  4. 親知らず部などでの咬み合わせの干渉
  5. 顎関節部への外傷
  6. 顎の異常行動(ブラキシズム) 歯ぎしり、くいしばり

例えば、固焼きせんべいや冷やしたチョコレートなど頭では咬み切れると思った食べ物が実際には硬くて咬み切れなかった場合などには顎関節部に大きなストレスがかかります。

治療方法

顎関節部への一過性の傷などでは安静にし、薬を飲んで頂くことで改善してくる場合が多いです。
それでも治まらない時にはスプリントという硬い樹脂製のマウスピースを装着して、咬み合わせを安静な状態にして様子を見て行きます。必要に応じてスプリントを月1回程度の間隔で調節します。

スプリント療法はスプリントを装着することで一時的に咬み合わせを変えることができます。
咬み合わせに問題があるような場合、原因の追及にも使えます。
歯を削ったりすることがないのでスプリントを外せばもとの咬み合わせに戻せるのが利点です。

当院の実績ではほとんどの方が数か月の装着で症状の改善を体感されております。

  • 治療方法
  • 治療方法

セルフケア

顎関節症の治療にはセルフケアも欠かせません。
セルフケアには以下のようなものがあります。

  1. 顎の安静を保つ
    硬い食べ物は小分けにする。
    痛みがある場合は軟らかい食べ物を取るようにする
    顎をリラックスさせる
  2. 大きな開口は控える
    朝一番のアクビや食事中や会話中の大きな開口は控える
  3. 湿布をする
    慢性の筋症状には温湿布を行う。
    急性の症状の場合は冷湿布をすることもある。
  4. 寝るときの姿勢
    顎関節や首の筋肉に負担をかけないためにうつ伏せ寝は避けて、仰向けや横向きで休むようにする。
  5. 姿勢に気を付ける
    姿勢が悪いと筋肉に余計な緊張を与えることがあるので注意する。
  6. 筋肉のマッサージ
    頬の筋肉のマッサージをして血行をよくしてみる。
患者さまの視点・立場に立っての治療を心掛けみなさんの期待に応えられるよう、スタッフ一同常に研鑽し、患者さまをお迎えしています。 メールでのお問い合わせはこちらから